
- 1. 化粧品OEMの費用、何にどれくらいかかる?
- 2. 低予算で抑えるポイントとは?
- 3. 化粧品OEMは「小ロット」からが賢い選択
- 4. 化粧品OEMのスケジュールを徹底解説
- Step1: 企画・コンセプト立案(約1週間~1ヶ月)
- Step2: 0EMメーカー選定・打合せ(約2週間~1ヶ月)
- Step3: 処方開発・試作(約1ヶ月~3ヶ月)
- Step4: 容器・資材選定、デザイン決定(約1ヶ月~2ヶ月)
- Step5: 薬事申請・各種試験(約1ヶ月~3ヶ月)
- Step6: 製造・充填・包装(約1ヶ月~2ヶ月)
- 【スムーズに進めるためのポイント】
- 5. 「どこに相談すればいい?」化粧品OEMの相談先
- まとめ:あなたのオリジナル化粧品開発を成功させよう!
1. 化粧品OEMの費用、何にどれくらいかかる?
化粧品OEMにかかる費用は、商品の種類、配合成分、容器、パッケージデザイン、製造ロット数など、多くの要素によって変動します。
ここでは一般的な費用項目を解説します。
初期費用
●処方開発費:どんな成分を配合するのか、どのような使用感にするのかを決めるための費用。既存処方を活用したり、シンプルな処方を選択するこで費用を抑えることが可能です。
●試作費:実際に商品を少量製造し、使用感や安定性を確認するための費用。納得がいくまで試作を繰り返すほど費用はかさみます。
●容器・パッケージデザイン費:容器の形状、素材、印刷デザインなどにかかる費用。既成の容器を選んだり、シンプルなデザインにしたりすることで費用を抑えることが可能です。
●薬事申請費用:化粧品の製造販売に必要な許認可を得るための費用。これは必須ですが、OEMメーカーによっては代行してくれる場合もあります。
製造費用
●原料費:化粧品の成分にかかる費用。高価な美容成分を多く配合するほど費用は高額になります。
●製造加工費:実際に商品を製造する人件費や機械の費用。小ロット対応のメーカーを選ぶことで、初期の在庫リスクを抑えられますが、ロット単価は高くなる傾向があります。
●充填・包装費:完成した商品を容器に詰め、パッケージに入れる作業にかかる費用。
その他
●資材保管費:製造に必要な資材を保管する費用。
●送料:完成した商品を納品する際の費用。
2. 低予算で抑えるポイントとは?
「化粧品を作りたいけど、予算が限られている…」そんな悩みを抱える個人ブランドや新規事業者にとって、OEM(受託製造)の選び方ひとつでコストは大きく変わります。今回は、限られた予算でも理想の製品づくりを叶えるための具体的な4つのポイントを紹介します。
シンプルな処方や既存処方を活用する
オリジナル処方の開発は魅力的ですが、試作・安全性確認・薬事対応などに時間も費用もかかります。そこで活用したいのが既存処方やシンプルな処方設計。OEMメーカーがすでに保有している処方をベースにすれば、開発期間を短縮でき、コストも抑えられるうえ、一定の品質保証も得られます。
既存の容器・パッケージを活用する
容器やパッケージのオリジナル設計は、デザイン費や金型製作費が加算され、高額になりがちです。すでに流通している既製パーツを活用することで、在庫リスクや納期遅延の心配も減り、コストダウンが可能です。見た目の差別化はラベルや印刷で工夫できるため、ブランドイメージに合わせた表現も実現可能です。
最小ロットでスタートする
初回製造はなるべく最小ロットでのスタートが理想的。市場の反応を見ながら次のロットに進めることで、在庫リスクを軽減し、必要な分だけの製造を実現できます。近年は100個単位から対応可能なメーカーも増えており、小規模なブランドでも挑戦しやすい環境が整っています。
複数のOEMメーカーから相見積もりを取る
OEMメーカーによって価格構成や対応力は異なります。必ず複数社から相見積もりを取ることで、価格の適正を把握できるだけでなく、サービス内容や技術力の比較検討が可能です。ヒアリング時には製造条件だけでなく、薬事対応・納期・アフターサポートの確認も忘れずに。
3. 化粧品OEMは「小ロット」からが賢い選択
美容業界でのブランドづくりは、かつてないほど多様化しています。大手企業だけでなく、個人や小規模な事業者がユニークなコンセプトで参入し、ニッチな市場に存在感を示すケースが増えています。
そんな中注目されているのが「OEMによる小ロット生産」です。
「大量に作って、大量に売る」時代から、「必要な分だけ、こだわって作る」時代へ。
小ロット生産には、初期投資や在庫リスクを減らせるだけでなく、ブランド戦略や商品開発の柔軟性を高めるといった多くの利点があります。
初期費用を抑えてリスクの少ないスタート
美容業界では、新ブランドの立ち上げや商品開発をOEM(受託製造)に依頼するケースが増えています。とりわけ最近では、小ロットから始めるスタイルが注目を集めています。大量生産と比べ、どんなメリットがあるのでしょうか。
まず最大のメリットは初期コストの抑制です。小ロットなら数百個単位から製造可能なため、初期投資を最小限にしながら市場テストができます。特に個人事業主やスタートアップにとっては、リスクを回避できる大きな利点です。
柔軟な商品開発でトレンドに素早く対応
次に、柔軟な商品開発が可能という点です。トレンドの変化が早い化粧品業界では、ニッチなニーズに素早く対応できることが競争力につながります。小ロットなら試作品のフィードバックを活かして、再開発やパッケージ変更なども短期間で実現可能です。
ブランドの個性を打ち出せるチャンス
さらに、ブランドイメージの差別化にも役立ちます。大量流通の商品との差別化を図り、“こだわりの限定製品”や“サステナブルな小規模生産”を打ち出すことで、消費者の共感を得られる可能性があります。
小さなスタートに、大きな意味がある
小ロットOEMは、挑戦的であると同時に、創造的な商品企画を実現する手段とも言えます。大きな成功を狙うための第一歩として、小さなスタートには、大きな意味が込められているのです。
4. 化粧品OEMのスケジュールを徹底解説
化粧品OEMの開発期間は、商品の種類や仕様、メーカーとの連携状況によって大きく変動します。ここでは一般的なスケジュールと、開発をスムーズに進めるためのポイントを紹介します。
Step1: 企画・コンセプト立案(約1週間~1ヶ月)
どんな化粧品を作りたいのか?ターゲットは?配合したい成分は?など、具体的なイメージを固める期間です。ここが曖昧だと後の工程で手戻りが発生しやすくなります。
初めて化粧品OEMに挑戦される方は、まずコンセプトシートなどを用意し、自社の強みやターゲットを明確にすることから始めましょう。
Step2: 0EMメーカー選定・打合せ(約2週間~1ヶ月)
複数のOEMメーカーに問い合わせ、相談無料の機会を活用して打合せを行います。実績、得意分野、提案力、費用感などを比較検討し、最適なパートナーを選びます。
Step3: 処方開発・試作(約1ヶ月~3ヶ月)
決定したコンセプトに基づき、OEMメーカーが処方開発を行い、試作品を製造します。試作品の使用感や香りなどを確認し、納得いくまで調整を繰り返します。
この期間は最も時間を要する部分の一つです。明確なフィードバックを素早く行うことがスムーズな進行につながります。
Step4: 容器・資材選定、デザイン決定(約1ヶ月~2ヶ月)
試作品のOKが出たら、容器やパッケージのデザインを進めます。デザイン案の作成、素材の選定、印刷工程などを行います。
Step5: 薬事申請・各種試験(約1ヶ月~3ヶ月)
化粧品の製造販売に必要な申請書類を準備し、申請を行います。安定性試験や菌検査などの各種試験も並行して実施されます。
Step6: 製造・充填・包装(約1ヶ月~2ヶ月)
全ての準備が整ったら、本格的な製造に入ります。品質管理体制が整った工場で丁寧に製造され、充填、包装が行われます。
【スムーズに進めるためのポイント】
●イメージを具体的に伝える:最初から漠然としたイメージではなく、写真や既存の化粧品などを参考に、作りたいもののイメージを具体的に伝えましょう
●レスポンスを早くする:OEMメーカーからの連絡や確認事項には、迅速に対応することで全体のスケジュールが短縮されます
●計画的な発注を行う:特に容器や特殊な原料などは、納期がかかる場合があります。早めの計画が重要です
5. 「どこに相談すればいい?」化粧品OEMの相談先
初めて化粧品OEMを検討する方にとって、どこに相談すれば良いのか迷うことも多いでしょう。多くのOEMメーカーは相談無料で対応しています。
●大手OEMメーカー:幅広いラインナップと豊富な実績があり、大量ロットの製造が得意
●中小規模のOEMメーカー:特定の成分や処方に特化していたり、小ロット対応に積極的だったりするケースが多い。柔軟な対応やきめ細やかなサポートが期待できます
●原料メーカーや容器メーカー:これらの企業がOEM事業を行っている場合もあります。自社の強みと一致していればユニークな商品開発が可能です
●展示会やオンラインマッチングサービス:多くのOEMメーカーが集まる展示会や、オンラインのマッチングサービスも比較検討の良い機会になります
まずは、インターネットで「化粧品 OEM 初心者向け」「コスメ OEM 小ロット対応」「化粧品 OEM 相談無料」「化粧品 OEM 低予算」といったキーワードで検索し、
気になるメーカーに積極的に問い合わせてみましょう。資料請求やオンラインでの商談などを活用し、複数のメーカーと話すことで、貴社に最適なパートナーが見つかるはずです。
まとめ:あなたのオリジナル化粧品開発を成功させよう!
化粧品 OEMは、自社ブランドの化粧品を開発・販売できる魅力的な手段です。費用感とスケジュールを事前に把握し、適切なOEMメーカーを選定することで、スムーズに開発を進めることができます。
初めての方も、低予算で、小ロットからでもオリジナル化粧品を作ることは十分に可能です。諦めずにまずは相談無料の機会を活用して、OEMメーカーに気軽に問い合わせてみてください。
あなたの素晴らしいアイデアを形にし、市場に新しい風を吹き込むお手伝いができれば幸いです。