
口紅・リップの化粧品OEM|商品企画やOEMメーカー選びのポイントを解説
リップアイテムは、化粧品の中でも特にブランドイメージを象徴する存在。自社の世界観を反映させやすく、トレンドにも柔軟に対応できることから、オリジナルブランドで展開したいと考える企業や個人が増えています。
そこで注目されているのが「OEM製造」。企画やコンセプトは自社で行い、製造や処方設計を専門メーカーに委託することで、リスクを抑えつつ高品質なリップ製品を市場に出すことが可能です。本コラムでは、口紅のOEM製造について、企画のポイントや製造可能なアイテムの種類、メーカー選びの基準などを詳しく解説します。

口紅のOEM製造とは
口紅のOEM製造とは、リップアイテムの処方開発・製造を専門のOEMメーカーに委託することを指します。自社ブランドのコンセプトやデザインに合わせて、処方・色味・容器・機能性などをオーダーメイドで開発できるのが特徴です。
最近では、少量ロットから対応可能なメーカーも増え、スタートアップやD2Cブランド、インフルエンサー主導のコスメブランドにも人気が高まっています。
OEMで製造可能な口紅の種類
OEMを活用することで、以下のようなさまざまなリップ製品を製造できます。
リップスティック
定番のスティック型口紅。マット・セミマット・ツヤ・シアーなど、質感や色味の幅広い表現が可能です。リップグロス
うるおいやツヤ感を重視した液状タイプ。チップ付きの容器やチューブなど、パッケージも多様に選べます。
リップライナー
唇の輪郭を整えるペンシル型。滑らかな描き心地や発色の良さが求められます。
リップクリーム
保湿・ケアを目的とした無色または色付きのリップバーム。ナチュラル志向や男性向けの展開にも適しています。
OEMで製造する口紅の特徴
OEMでは、製品の仕様を細かく指定できるため、自社のブランドにふさわしい個性的な口紅を作ることが可能です。以下は主なカスタマイズ要素です。
色味、カラーバリエーション
ブランドの世界観に合ったオリジナルカラーの設計が可能。トレンド色からユニークな混色まで対応できます。
発色
高発色タイプから自然な色づきまで、顔料の配合比率や粒子の種類によって調整できます。
持ちの良さ
マスク時代以降は、色移りしにくく、長時間発色が持続する処方へのニーズが高まっています。
容器
定番スティック型、スリムタイプ、チップ付きチューブ、ジャータイプなど、形状・素材・デザインを自由に選べます。
こだわりの成分
シアバター、ホホバオイル、植物由来ワックスなど、保湿や肌への優しさに配慮した処方も対応可能。ヴィーガンやクリーンビューティーへの対応も進んでいます。
サステナビリティ
環境配慮型容器(再生プラスチックや紙ベース)、パーム油フリー処方など、SDGs対応もOEMで実現できます。
口紅のOEMメーカーの選び方
理想の製品を形にするには、OEMパートナー選びがとても重要です。以下のポイントを押さえて検討しましょう。
最小ロット数および納品時期の確認
スタート時は少量生産から始めたいケースも多く、小ロット対応の可否を確認することが大切です。また、納期の柔軟さや季節変動による影響なども事前に確認しておきましょう。
技術力・開発力に優れたメーカー
トレンドに沿った処方提案力、色の再現性、安定した品質など、開発力は成功のカギ。過去の実績や試作品の仕上がりも評価材料になります。
アイメイトの口紅OEM
口紅・リップのOEM製造は、ブランドの世界観をプロの手で具現化できる非常に有効な手段です。
市場ニーズの多様化が進む中、単なる製造受託ではなく、企画段階から一緒に伴走してくれるOEMパートナーの存在が、製品の成功を左右します。
アイメイトでは、企画内容をお聞きして処方開発、色設計をするほか、容器のご提案、小ロット対応など、製品化プロセスの全般をお手伝いいたします。