
化粧品をOEMで製造する際、多くの担当者が最初に気にするのが「発売までにどのくらいかかるのか」という納期です。結論から言えば、既存の処方を活用する場合は問い合わせから納品までおよそ6か月が一つの目安、ゼロから完全オリジナル処方を開発する場合は6か月〜1年以上を見込むのが一般的と考えられます。医薬部外品はさらに承認取得の期間が加わります。
納期は「処方をどう作るか」と「容器・資材の調達にどれだけ時間がかかるか」で大きく変わります。この記事では、ケース別の納期目安、全体スケジュール、そして納期を短縮するための具体的なポイントを解説します。
この記事でわかること
- 化粧品OEMの納期の目安(既存処方・オリジナル処方・医薬部外品)
- 企画から納品までの全体スケジュールと流れ
- 納期が延びやすい原因
- 短納期で製品化するための5つのポイント
- 化粧品OEMの納期(製造期間)の目安はどれくらい?
- 化粧品OEMの企画から納品までの全体スケジュールと流れ
- 化粧品OEMの納期を短縮し製品化するポイント
- 化粧品OEMメーカーを選ぶときの比較ポイント
- 化粧品OEMの製造・開発のご相談はアイメイトへ
- 化粧品OEMの納期に関するよくある質問(FAQ)
- まとめ

化粧品OEMの納期(製造期間)の目安はどれくらい?

納期は製品の仕様や処方の作り方、原料・資材の調達状況によって変動します。まずはケース別の目安を押さえましょう。
| 開発パターン | 納期の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 既存処方(ベース処方)を活用 | 問い合わせから納品まで約6か月が目安 | 処方開発の工程を省け、比較的短期間で製品化できる |
| 完全オリジナル処方をゼロから開発 | 6か月〜1年以上 | 試作・安定性試験を重ねるため長期化しやすい |
| 医薬部外品を製造 | オリジナル処方+承認取得の期間 | 承認申請が加わり、全体の納期が長くなりやすい |
※上記は一般的な目安であり、実際の納期は製品・数量・資材の状況により異なります。
既存処方(ベース処方)を活用する場合
OEMメーカーがすでに保有している処方(ベース処方)をもとに、香りや色味、テクスチャーを調整して製品化する方法です。処方開発の工程を省けるため、比較的短期間で進められます。この場合、納期を左右するのは主に容器・資材の調達スピードです。検証実績のある処方を使うため、品質面のリスクが低い点もメリットです。
完全オリジナル処方をゼロから開発する場合
コンセプト設計から成分選定、試作、安定性・安全性の検証まで、各工程に十分な時間が必要です。処方によっては試作を何度も繰り返すため、1年ほどを見込んで準備すると安心です。自由に原料を選べるため差別化しやすい一方、スケジュールには余裕を持たせることが重要です。
医薬部外品を製造する場合の納期目安
医薬部外品は、有効成分の効能を承認された範囲で訴求できる区分ですが、品目ごとに承認を受ける必要があります。この承認申請のプロセスが加わるため、一般の化粧品よりも納期が長くなりやすい点に注意が必要です。承認済みの処方を活用できる場合は、期間を短縮できる可能性があります。
化粧品OEMの企画から納品までの全体スケジュールと流れ
化粧品OEMは、おおまかに次の流れで進みます。全体像を把握しておくと、どの工程に時間がかかるかを見通せます。
STEP1:企画・コンセプト設計
ターゲット、価格帯、販路、希望納期などを整理し、どのような製品を作るかを固めます。ここが曖昧だと後工程で手戻りが発生しやすくなります。
STEP2:処方開発・試作の繰り返し
コンセプトに沿って処方を設計し、試作サンプルを作成・評価します。イメージと合うまで数回のやり取りが発生します。
STEP3:容器・パッケージの選定と手配
容器・化粧箱などの資材を選定・手配します。一般に、この資材調達が最も時間のかかる工程になりやすく、特に新規容器の開発は長期化の要因となります。
STEP4:仕様決定・最終見積もり・ご契約
処方・容器・数量などの仕様を確定し、最終見積もりを経て契約に進みます。
STEP5:薬事申請・各種試験
安定性試験や容器適合性の確認などを行います。医薬部外品の場合は承認申請がここに加わります。
STEP6:本製造・充填・品質検査
確定した仕様で本製造を行い、充填・包装後に品質検査を実施します。
STEP7:納品・販売開始
検査に問題がなければ、希望の納品先へ出荷します。
化粧品OEMの納期を短縮し製品化するポイント

「できるだけ早く発売したい」場合、次のポイントを押さえると納期を圧縮できます。
OEMメーカーの「既存処方(汎用処方)」をベースにする
ゼロから開発するよりも、既存処方をベースにカスタマイズする「セミオーダー」が最も効果的です。試作・安全性確認・薬事対応にかかる時間を大幅に削減できます。
医薬部外品は「承認済み処方」を利用する
医薬部外品を作る場合、OEMメーカーが承認を得ている処方を活用できれば、承認申請にかかる期間を短縮できる可能性があります。
容器・パッケージは「既製品」を採用する
納期の鍵を握るのは資材調達です。既製の容器・外箱を選べば、資材調達の時間を大幅に削減できます。オリジナル容器の新規開発は、長期化を前提に検討しましょう。
製品の「絶対に譲れない条件」を事前に明確化する
コンセプトや優先順位が曖昧だと、試作の往復が増えて納期が延びます。何を最優先するかを事前に決めておくことで、意思決定がスムーズになります。
資材の先行手配や並行作業をOEMメーカーに相談する
処方開発と容器選定を並行して進めたり、資材を先行手配したりすることで、全体スケジュールを短縮できる場合があります。早い段階でOEMメーカーに相談しましょう。
化粧品OEMメーカーを選ぶときの比較ポイント
化粧品OEMメーカーは、対応ロットや得意分野、サポート体制がそれぞれ異なります。下表は、メーカー選びで気になるポイントごとに、一般的な傾向と株式会社アイメイトの対応を整理したものです。
| 気になるポイント | 一般的な傾向 | アイメイトの場合 |
|---|---|---|
| 小ロットで作れるか | 対応数量に下限があり、数量が少ないと単価が上がりやすいことがある | ロット1,000〜2,000のアイブロウ・アイライナー・リップ実績。小ロットでも要望に丁寧に対応 |
| ポイントメイクの処方 | 得意分野が特定カテゴリに集中していることが多い | 1946年に日本初のアイブロウペンシルを製造。ペンシル形状など難度の高い処方にも対応 |
| 対応カテゴリの広さ | 単一カテゴリを中心に展開するメーカーが多い | ちふれグループの処方開発力で、ポイントメイク+ベースメイク+スキンケアまで対応 |
| イメージの具体化・調色 | 既存処方をベースにした提案が中心になることもある | 曖昧なイメージを処方に落とし込む提案力。細かな調色にも対応 |
| 試作の質とスピード | 仕様によっては試作に時間を要することがある | 試作サンプルの完成度が高く、対応がスピーディー |
| 知識ゼロからの伴走 | ある程度の専門知識を前提に進む場合がある | コンセプト設計から薬機法の表示チェックまで一貫して伴走 |
| 品質・実績の裏付け | 認証や実績の開示範囲はメーカーによって差がある | 1938年創業、ISO22716認証を取得、20〜30年のロングセラー実績 |
| 取引後の関係 | 取引はプロジェクト単位で完結することが多い | 継続的に新提案。追加色開発やリピート受注につながっている |
化粧品OEMの製造・開発のご相談はアイメイトへ
株式会社アイメイトは、1946年に日本で初めてアイブロウペンシルを製造して以来、メイクアップ化粧品を中心に開発・製造を手掛けてきたOEMメーカーです。2022年からはちふれグループの一員として、ポイントメイクに加えベースメイク・スキンケアまで幅広く対応しています。
これまでの豊富な実績のなかから確実な処方や容器を提案することで、短納期のご要望にも柔軟にお応えします。ISO22716認証を取得した品質管理体制と埼玉県八潮市の自社工場を活かし、小ロットから大量生産まで対応。コンセプト設計から薬機法に沿った表示チェックまで一貫して伴走するため、化粧品づくりが初めての方でも安心して進められます。
▶ 納期・スケジュールのご相談はこちら:https://www.eyemate.co.jp/
化粧品OEMの納期に関するよくある質問(FAQ)
Q. 化粧品OEMの納期を最も短くする方法は何ですか?
OEMメーカーが保有する既存処方と既製容器を活用する「セミオーダー」が最も効果的です。処方開発や資材開発の工程を省けるため、大幅に期間を短縮できます。
Q. 納期が予定より延びるのはどのような場合ですか?
多いのは、容器・資材の調達に時間がかかるケースと、コンセプトが固まらず試作の往復が増えるケースです。特に新規容器の開発は資材の納期に左右されやすく、長期化の要因になります。
Q. 発売時期が決まっている場合、いつ相談すればよいですか?
発売したい時期から逆算し、余裕を持って早めに相談することをおすすめします。既存処方の活用や資材の先行手配など、短縮できる打ち手をOEMメーカーと一緒に検討できます。
まとめ
化粧品OEMの納期は、既存処方の活用でおよそ6か月、オリジナル処方では6か月〜1年以上、医薬部外品はさらに承認期間が加わるのが一般的な目安です。納期を左右する最大の要因は容器・資材の調達であり、既存処方・既製容器の活用、コンセプトの明確化、並行作業の相談が短縮の鍵になります。発売時期から逆算し、実績が豊富で柔軟に対応できるOEMメーカーと早い段階から計画を立てることが、遅延を防ぐ最善策です。



