
【プライベートブランドvsナショナルブランド】「安さ」で選ばれるPBから「品質」で勝つPBへ。化粧品OEMを活用した成長戦略

化粧品市場において、かつてプライベートブランド(PB)といえば、「ナショナルブランド(NB)の安価な代替品」というイメージが定着していました。しかし現在、その境界線は完全に消え去ろうとしています。
消費者はもはや「ブランド名」や「価格」だけでは動きません。中堅メーカー様にとって、PBは「単なるラインナップの穴埋め」ではなく、大手メーカーのNBと肩を並べ、あるいはそれを超える「自社ブランドを牽引する主役」へと引き上げる絶好のチャンスです。
本コラムでは、NBとPBの真の違いを紐解きながら、価格競争から脱却し、市場で勝ち抜くための「戦略的PB」の作り方を解説します。
1.NBとPBの「新しい」関係性

一般的に、NBは大手メーカーが全国規模で展開する知名度の高いブランドであり、PBは小売店や企業が独自に企画・販売するブランドを指します。
従来、PBの最大のメリットは「中間マージンの削減による低価格化と高利益率」とされてきました。しかし、これからの時代において、真に価値のある違いはそこにはありません。 大手のNBが「万人受けする普遍的な品質」を追求せざるを得ないのに対し、PBは「特定のターゲットに深く刺さる、エッジの効いた尖った処方」に挑戦できる点にこそ、最大の強みがあります。
2.ブランドを強くする「守り」と「攻め」のPB戦略

PBを展開する際、有効な2つのアプローチがあります
・守りのPB(収益基盤の安定性)
既存のラインナップに不足している基礎アイテムをPBで補完し、顧客の流出を防ぎます。高い利益率を確保し、事業の安定した土台を作ります。・攻めのPB(市場への挑戦と差別化)
トレンドに特化したアイテムや、NBでは開発リスクが高いとされる「複雑な処方」の製品をあえてPBとして投入します。例えば、処方設計が極めて難しい「マルチユースのリップ&チーク」などを高品質で展開できれば、競合のNBを凌駕する圧倒的なブランド価値を生み出せます。3.OEMメーカー選びが「PBの運命」を決める

「攻めのPB」を成功させるためには、単に言われた通りに製造するだけの委託先では不十分です。求められるのは、独自のテクスチャーや使用感を具現化できる「処方の引き出しの多さ」と「高い製造技術」です。
埼玉・八潮にある当社の製造工場では、長年にわたり市場の第一線で支持され続ける「国民的ロングセラー商品」の製造を裏側で支えてきました。その過程で蓄積された数千にも及ぶ処方データと、デリケートな充填や温度管理を可能にする徹底した品質管理体制があります。
「どこかで見たような汎用品」ではなく、指に触れた瞬間のとろけ具合や、肌に乗せたときの発色の透明感など、感覚的なニュアンスまでをも精緻にコントロールし、貴社だけの「NBを超える品質」を形にします。
4.成功するPB開発の3ステップ

PB開発を「コスト削減の手段」から「ブランド投資」へと変えるためのロードマップです。
1.市場の「隙間」を見つける
既存のNBが拾いきれていないニッチなニーズや、自社ターゲットが密かに抱えている不満を洗い出します。
2.OEMの知見を掛け合わせた「尖った」商品設計
自社のアイデアに、当社の持つ最新の機能性成分や特殊なテクスチャー技術を掛け合わせ、妥協のない製品仕様を決定します。
3.機能とリンクした「ストーリー設計」
「なぜこの価格で、この品質が実現できたのか」「なぜ今、このアイテムが必要なのか」という、消費者が思わず誰かに語りたくなる文脈を製品に付与します。
5.結論:貴社の「次の一手」を、当社の技術で

PBは「安くて当たり前」の時代から、「品質でNBに勝つ」時代へと突入しました。中堅メーカー様にとって、自社設備にとらわれないOEMの活用は、ブランドの可能性を無限に広げる強力な武器となります。
複雑な処方設計が必要なアイテムこそ、当社の技術力を「貴社の開発資産」としてお使いください。私たちと共に、市場に新たな驚きを与える戦略的PBを創り上げませんか。



